2019年は素晴らしいアルバムが多くて豊作でした!
たくさんの素晴らしい楽曲が聴けました。
ざっとカウントしたら、今年ダウンロードした曲は8,385曲(785アルバム)でした!
ひと昔前なら、これだけ聴き倒したらどれくらいコストがかかっていたのか考えただけでゾッとしますが(笑)
現在では定額サービスの”Amazon Music Unlimited“や”Spotify”のおかげで、月々わずか980円です。どんだけ元とってんだよ(笑)
個人的な好みでピックアップした2019年のベストアルバム20選です。
一応、順位はつけましたがここで選んでいるものは、その差は1mmくらいなのでいずれもベスト1と考えて頂いて結構です。
あなたのミュージックライフの参考になれば幸いです。
それでは、どうぞ!
20: Brandt Brauer Frick | Echo
[ Brandt Brauer Frick | Echo ]
フロアフレンドリーなサウンドデザインでありながら、ミニマルでクラシカルな音楽的基礎力の高さを感じさせる。
19: Vanishing Twin | The Age Of Immunology
[ Vanishing Twin | The Age Of Immunology ]
混沌とした世界か、明るいユートピアなのか、未来をサイケデリックに描くUKのアートバンド。
18: Thom Yorke | ANIMA
[ Thom Yorke | ANIMA ]
ますます高い精神性へ誘うダークアンビエントに包まれたトラックは、聴く者の想像力の新しいチャンネルを開設する。
17: Lexx | Cosmic Shift
[ Lexx | Cosmic Shift ]
生命の息吹を感じる夜明け、あるいは全てが美しく輝くマジック・アワー、そんな情景がよく似合うスイス産バレアリック・ダウンテンポの極上盤。
16: Jaimie Branch | FLY or DIE II: bird dogs of paradise
[ Jaimie Branch | FLY or DIE II: bird dogs of paradise ]
ハードボイルドなJAZZ。「ジャズはお洒落♪」みたいな軽薄な者は一目散に逃げていきそう。グッと重心が低く、不穏な響とグラグラと揺らぐエネルギーに満ちた地下ジャズ。聴きなれない人は手を出さないほうがいい。
15: Saint Agnes | Welcome to Silver-town
[ Saint Agnes | Welcome to Silver-town ]
The Kills, Dead Weatherに通じる、重厚なサウンド+切り裂く女性ヴォーカルのUKバンド。これがデビューアルバムというのだから、末恐ろしい。
14: Big Thief | U.F.O.F
[ Big Thief | U.F.O.F ]
「最新」とか「オワコン」とか、そんな安っぽい次元には左右されないフォーク・ロック、いやオオルタナティヴだろう。フツフツと湧き上がるエモーショナル。畳み掛ける静かなエネルギーに満ちている。
13: The Rookies | Stay Weird
[ The Rookies | Stay Weird ]
「クラブジャズ」ではない。ストレート・アヘッドなスタイルだが、リフやフレーズが現代的で新しい。ファラオサンダースの名曲、「Love is Everywhere」のカバーが素晴らしい。自身の個性と楽曲への敬意がナチュラルなバランス。
12: Bon Iver | i,i
[ Bon Iver | i,i ]
Justin Vernonの理想や創造性が最大限に表現された作品ということだが、活力・狂気・静謐・円熟といった人間の精神の起伏をエレクトリック・ミュージックを通じて豊かに描かれている。
11: Klein | Lifetime
[ Klein | Lifetime ]
常識、世間、そんな「こうあるべきもの」を溶かしていくような「音」ノイジーアンビエント。かと思えば、美しいピアノまたは呪術的なパーカッションを挟んだり。アルバムを通して人間の喜びや苦悩を表しているのか。
10: Moodymann | Sinner KDJ-48
[ Moodymann | Sinner KDJ-48 ]
聖行と猥雑が交錯する、超一級のディープハウス。生のアナログ臭いグルーブにセクシャルなフィーリングが踊る。抑圧された燃え上がる欲望。ブラックミュージックのハウスを最も色濃く出す一人だろう。
9: Burial | Tunes 2011 to 2019
[ Burial | Tunes 2011 to 2019 ]
彼らの8年間の音源の軌跡を追ってみると、ある意味UKのある側面を表しているようにさえ思えてくる。都市のあまりメディアでは語られない部分。小さな綻び。そんな本当のリアルが、聴く者を強烈に引き込む。
8: Nulbarich | Blank Envelope
[ Nulbarich | Blank Envelope ]
さまざまな思いを抱き、これを聴きながら夕陽に染まる海辺の街(門司港)をゆっくり歩いた。素晴らしい想い出をありがとう。
7: American Football | LP3
[ American Football | LP3 ]
暖かく懐かしい。誰しもがそれぞれの昔見た光景、郷愁を誘う情景を思い起こすであろう楽曲たち。心の琴線に触れる美しいエモロック。上質なワインのようにじっくり味わいたい。
6: Nick Cave & The Bad Seeds | Ghosteen
[ Nick Cave & The Bad Seeds | Ghosteen ]
大人のロックとはこういうものだろう。美しいトラックに哀愁を帯びた歌声。不覚にも思わず涙がこぼれてしまった。
5: FKA twigs | MAGDALENE
[ FKA twigs | MAGDALENE ]
待望の新作。美しく儚い言葉が最新のサウンドで増幅され脳内に侵食してくる。音の芸術家。
4: Giant Swan | Giant Swan
[ Giant Swan | Giant Swan ]
デジタルハードコア。抑圧されたアンダーグラウンドなエネルギーがいまにも暴発しそう。デジタルとアナログの境が曖昧で混沌とした世界観を表した音。素晴らしい。
3: JPEGMAFIA | All My Heroes Are Cornballs
[ JPEGMAFIA | All My Heroes Are Cornballs ]
ラッパーはほとんど聴かないんですが、この人には恐ろしくハマりました。魔術でもかけられたように。
ユーモア、弱音、罵倒、挑発・・・掴みどころのないアーティストだが、彼は間違いなく戦っている。
2: Moor Mother | Analog Fluids of Sonic Black Holes
[ Moor Mother | Analog Fluids of Sonic Black Holes ]
あまりにパワフルで一度に通して聴いてられない。混沌とした狂気の中に、美しく輝く知性が見え隠れする。彼女は音楽と言葉で明らかに社会を変えようとしている。革命家なのかもしれない。
1: Kim Gordon | No Home Record
[ Kim Gordon | No Home Record ]
歪んだギターリフに圧の高いリズム。最新の音空間の中に反逆性を忍び込ませている。絶品。
最後までご覧いただきありがとうございます!
2020年もたくさんのサウンドシャワーを浴びて、素晴らしいアルバムたちを紹介しますね♪