Giant Swan | Giant Swan【MUSICレビュー】

Giant Swan | Giant Swan

新しいサウンドはいまもなおロンドンから排出される。

デジタル・パンク、テクノ・ハードコアとでも言いたくなる、抑圧されたアンダーグラウンドなエネルギーがいまにも暴発しそうな凄まじい圧を感じる。聴覚そして脳が押しつぶされそうなベース&ビートに、カットアップされ歪んだボーカル。デジタルとアナログの境が曖昧で混沌とした世界観を表した音。快楽と苦痛、欲望と諦観、希望と挫折、寛容と厳格、美麗と醜悪・・・様々な感情がごちゃごちゃに入り混じる。

この鋭く激しいサウンドは、一見すると怒りのエネルギーのように感じるが、どっぷりと浸かるほど、それは一分一秒様々に移り変わる人間の意識や感情を物語っているような、実は潜在意識にナチュラルな表現ではないのかという気がしてくる。

ダンスミュージックであるが・・・これは人間の美学を語る作品でもある。

遅れたが、このGiant SwanはRobin StewartとHarry WrightのUK・ブリストルのデュオ。

2014年にデビュー以来、Nina KravitzやObjekt、Actresなど様々なテクノ〜エクスペリメンタルのDJ/プロデューサーたちと共演しているが、一貫して、文化の平等性、快楽と継続、批評に基づいた包括的なクラブ環境の必要性を強調し続けている。

BGM in おすすめシチュエーション

スポーツ ★★
ドライブ ★★★
移動中 ★★★★★
街歩き ★★★★★
旅行 ★★★
読書 ★★
家事 ★★★★
就寝 ★

 

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Giant Swan | Giant Swan
[輸入盤CD] (KECK001CD)_863

 

AKI yoshida
ネットショップの売上アップとスキルアップをサポートするSELENOGRAM(セレノグラム)代表。セレクトショップ実店舗を経営後、EC業界に専念。さまざまな業種のネットショップ運営に携わる。現在、某ブランドディレクターとNPO法人のWEB責任者も兼任中。

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