Kim Gordon | No Home Record
言わずと知れたソニックユースのカリスマ・ベーシスト。
アート、ファッションブランドで才能を発揮してきた彼女ですが、38年に渡って音楽を作り続けてきて初のソロ。正直そんなに期待はしていませんでした。
時の流れの中で次から次へ新しい才能が出てきているし、他の往年のロックジャイアンツ同様にファンへのサービス盤ぐらいにしか考えてなかったです。
ところが、オープニング３秒聴いて腰が抜けた。驚きました！
新しいとか古いとか、そんな次元ではない。
恐ろしくスリリングで美しい表現。
容赦ないノイズ＆ビートに撃ち抜かれました。
分厚く暴力を呼び起こすような圧倒的なベースブラスト。崩れ落ちるようなドラム。不協和音なギリギリのギター。
ノイズ、テクノ、ポストパンク。アンダーグラウンドの全ての熱量が押し寄せるような圧力を内包しています。
不意を突かれたこのソロデビューアルバムは、芸術的な要塞であり、サウンドとアイデアの独創的な融合。
同世代のミュージシャンだけでなく若い世代の表現者にも多大な影響を与える一枚になるのではないでしょうか。
BGM in おすすめシチュエーション
スポーツ ★★
ドライブ ★★★
移動中 ★★★★★
街歩き ★★★★★
旅行 ★★
読書 ★
家事 ★★★
就寝 ★
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キム・ゴードンの「No Home Record」
アルバム・2019年・9曲
[解説・歌詞対訳 / 国内盤CD] (OLE1379CDJP)
