先日、朝から大雨&強風の出勤前、メモリを買うため家電量販店に寄った。 広い店内のなかを探し、大きなショーケース2台にずらりと並んでいるのを見つけた。
すぐに決まりショーケースを開けようとすると「あ、開かない」鍵がかかっている。まあ、そりゃそうだろう。万引き対策には当然のこと。
でもな〜、TUTAYAみたいに空箱とかカードを置いておくわけにはいかんのんかな〜?まわりを見渡しても店員はいない。
よく見ると遠くのレジ周りにかたまっている(ついでに言うと、なんか知らんが皆で笑っとる)。 あ〜、あそこまで行かんといけんのか…
盛り上がってるところスンマセン的に声をかけて…そしてまた戻ってきてまたレジ行って…
この距離を無意味に行ったり来たりせんといかんのかぁ…
その場でAmazonに注文した。
年々、ECショップは充実し思いつくものはだいたい売ってるし、サービスも向上し即日発送というお店も増えてきた。
そういうボクもECショップで相当額の売上を作ってきた。
だからこそ、逆に地元で手に入るものはなるべくお店で買うようにしている。できれば少しでも地元でお金が回るようにしたい。たとえそれがチェーン店であったとしてもね。
しかし、いい加減に商売をやっているお店に付き合うほどの寛容さは残念ながら持ち合わせていない。 いまだにネット販売に懐疑的で「お客様と心が通わない」なんて言う人や、出店すればすぐにでも売れるとおもっている化石のような人も居る。
今やECでモノを売ることは容易ではない。
もはや実店舗より競合店が多いし場合によっては実店舗以上のキメの細かい対応が必要とされる。お客さんのことを真剣に考えると自然に時間も手間もかかってくる。ECショップで反応が良かったことや喜ばれたことを実店舗で生かすことさえある。
知恵を絞っている猛者がウヨウヨしている仮想空間に、ボサッとしている実店舗が勝てるわけがない。
上から目線で申し訳ない言い方になってしまったけれど、これは他人事ではない。今一度基本に立ち戻って再考すべきこと。
お客さんはたとえ何も買わなかったとしても、そのお店に訪れるために貴重な時間を消費しているのだから。