2020年のトレンドカラーは「クラシック・ブルー」

毎年12月にアメリカのパントン社(PANTONE)が翌年のトレンドのカラーとなる「カラー・オブ・ザ・イヤー」を発表しました。

私たちは信頼と信用を必要とする時代に生きています。PANTONE 19-4052 Classic Blueが表現するのは、この種の不変性と信頼感です。深い余韻に包まれた、PANTONE 19-4052 Classic Blueは、しっかりとした基盤を提供します。広大で無限の夜空を思い起こさせる限りないブルーのPANTONE 19-4052 Classic Blueは、思考を広げるために、当たり前であることの先を見るよう私たちを促します; つまり、より深く考え、視野を広げ、心を開いて会話をしようとする意欲をかき立てます。

[ リアトリス・アイズマン(Leatrice Eiseman)=PANTONEエグゼクティブ・ディレクター ]

2019年は、テクノロジーの急速な進歩、移民問題、米中貿易摩擦、イギリスEU離脱など、人種や国家、社会が揺れる話題が多かったので、これに対して落ち着きや一体感をあらわす「クラシックブルー」が選ばれたのかもしれません。
(2020年東京オリンピックのエンブレムカラーも同様の落ち着いたブルーですね)

夜空そしてその先に続く宇宙を連想させる深みのあるブルーは、見る人に安心や連帯感を与える色です。

またPANTONEは、クラシックブルーを以下のようにも表現しています。

  • 集中力を高める色
  • レーザーのような明晰さをもたらす色
  • 思慮深く、回復力を培う色

カラーコードは以下。

コード:#014c86
RGB値:1, 76, 134
RGBA値:1, 76, 76, 1
HSV値:206, 99, 53

またPANTONE公式サイトにはクラシックブルーを使った、5つのカラーパレットとカラーハーモニーも掲載されていますので、Webデザインやグラフィックデザインをする上で、参考になるのではないでしょうか。

この「クラシック・ブルー」はあらゆる製品で採用されていくと思われますが、ファッションでもすでに流行の一色と考えられています。

ブラックやホワイト、グレー、ベージュなど、他の色と合わせやすい色なので、アナタのコーディネイトのキーカラーにしてみてはいかがでしょうか?

こういう記事を見ると、「流行は人為的に作られている!」と騒ぐ人がいますが、色の専門家やプロフェッショナルたちが決めて何が悪いのでしょうか?これによって、様々に派生して価値が生まれ経済が回る一端になります。

わざわざアンチ思考になる暇があったら、こういうのはさっさと乗っかって楽しむ人が結局は一番得するものです。

AKI yoshida
ネットショップの売上アップとスキルアップをサポートするSELENOGRAM(セレノグラム)代表。セレクトショップ実店舗を経営後、EC業界に専念。さまざまな業種のネットショップ運営に携わる。現在、某ブランドディレクターとNPO法人のWEB責任者も兼任中。

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