ショップやブランドは「WEB広告」で命運が決まる


なぜWEB広告を出すのか?


ちょっとカフェで休憩しているとき、公共交通機関で移動しているときなどなど、今やあらゆる場所・時間で人々はネットにつながってリアルとネットの境があやふやになってきました。

これだけ人々がネットを利用するようになると、もはやどんなビジネスにおいてもリアルとネットを上手に使い分け運営していくことが普通のことになりました。

ショップやブランドは開業しても何もしなければ誰にもその存在は伝わりません。
存在を知ってもらい購買してもらうには、まず広告。

昔ながらの紙媒体の広告は、年々雑誌や新聞の発行部数の減少から、その効果は限定的でかつ集客力が低い割には高額の料金が発生するので、個店や中小企業が手を出すにはリスキー過ぎます。

しかし、WEB広告ならわずか数千円、数万円から始められますし、届けたいターゲットにダイレクトに伝えられるので、その費用対効果は紙広告とは比べものになりません。

 


WEB広告を使い分ける


WEB広告の中には、目的別に大きく2つ種類があります。

  • ブランディング型広告:ブランド認知強化のための広告
  • ダイレクトレスポンス型広告:直接的な成果を求めるための広告

大手のショップ・ブランドならば予算も多く確保できるかと思いますが、ファッション業界の9割は中小企業なので、ある程度限られた予算の範囲でプロモーションしていく必要があります。

ましてやファッション業界における経営者層のWEBマーケティングの理解度は低いと予想されますので、大きく予算を割いてもらえる望みは薄く、少ない予算内で費用対効果の高い結果を出さなくてはいけません。

SEO対策でコツコツ上位表示狙うのも良いですが、時間がかかり確実にトップページにランクインするかどうか保証はありません。

趣味ならそれでもよいでしょうがビジネスなので、スピーディーに結果を出さなければ、上層部からWEBマーケティングはますますブラックボックス扱いにされることでしょう。

数あるWEB広告の手法の中から費用面や即効性についてもっともおすすめなのがこの2つです。

  • ブランディング型広告 → 「ディスプレイ広告」
  • ダイレクトレスポンス型広告 → 「リスティング広告」

ディスプレイ広告とは?

 

「ディスプレイ広告」とは、Webサイト上に表示されるバナー形式の広告のことです。

例えば、ニュースサイトや、メディアサイト、ブログなどで企業の広告を見ることがあると思います。

これらがディスプレイ広告のひとつです。

近年スタンダードになりつつある広告で、ユーザーの広告の反応目標に達成するようにリアルタイムで入札額や広告デザイン、ターゲット、配信頻度等を変更・改善して運用する広告のことです。

ディスプレイ広告は、ユーザーの年齢や性別だけでなく、好みや行動パターンなどを検証し広告の配信ができるので、自社のブランドにフィットするユーザー対して適切に伝えることができます。

 

リスティング広告とは?

 

「リスティング広告」とは、GoogleやYahoo!でキーワードを検索した時に、SEOによって上位に表示されている検索結果よりも上部に表示されるエリアです。

ユーザが知りたいキーワードを検索ボックスに入れて調べると、スクロールしないファーストビューに広告が表示され目立ちます。

以前はこのリスティング広告よりもSEOで自然に上位表示されるほうが重要視されていましたが、近年はユーザーが広告表示の抵抗感がなくなり、むしろブランド名で商品を探しているユーザーはスクロールして探すより、広告を行っているショップや企業の方が、(正規取扱店であることなどで)信頼度が高くクリックされやすい傾向になってきました。(広告嫌いのユーザーもいますが、そもそもそういうユーザーは購買力も低いのであまり考慮に入れなくてよいでしょう)

「”ブランド名”+”通販”」などの固有名詞で検索しているユーザーにダイレクトに配信できますので、お店のECに購買意欲の高いユーザーを誘導しやすく効果が高いです。

 

 

何よりもまずは集客

 

ECで売上をあげるには、たった1つの公式のみ。

 売上 訪問者数 × 成約率 × 客単価

まだほとんど売上が立っていない、認知度が低いという場合に、まず一番最初になすべきことは「訪問者数」です。

お客さんが少なければ、いくら頑張ってたくさん買っていただけるような仕組みを作っても効果は薄い。

「訪問者数」→「成約率」→「客単価」の順で施策することで、効果がはっきり現れます。

「訪問者数」を増やすには、「こんなモノ扱ってますよー」と人に伝えないといけません。これは今も昔も変わりませんよね。ただデジタルになっただけ。

どんなに良いものを扱っていても、それを知ってもらわなければ、ゴミと変わりません(価値がない)。

もっと言うと、楽天など大手ECモールを見てもらえればわかりますが、そんなに凄いモノじゃなくてもマーケティング次第で年商1億とか突破します。

あなたが扱っているようなこだわりの商品でしたら、なおさら多くの人に知ってもらわなければいけません。

しかし、やみくもに広告を打つわけではありません。

限られた少ない予算(月々数万円あるいは数千円からでも!)のなかで、あなたの商品に興味を抱きそうなユーザーにのみピンポイントで広告を配信する。これがWEB広告の強みです。

「リスティング広告」「ディスプレイ広告」は、Googleのアカウントを取得すれば簡単に始められます。

集客に悩んでいる方は、ぜひトライしてください!

AKI yoshida
ネットショップの売上アップとスキルアップをサポートするSELENOGRAM(セレノグラム)代表。セレクトショップ実店舗を経営後、EC業界に専念。さまざまな業種のネットショップ運営に携わる。現在、某ブランドディレクターとNPO法人のWEB責任者も兼任中。

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