いつもレザーをバシッと着こなし長髪で顔半分がヒゲに覆われた某デザイナー。
数年前、子供の話になったときに聞いてみた。
「授業参観とかの行事にはどんなカッコで行かれるのですか?」
「このままだよ」
最初は着たことないようなおとなしい格好にしようかと思ったらしいけれど、自分らしくない上に子供に嘘をつくような気分になったらしい。
初めて幼稚園にお迎えに行ったときは「怪獣が来た!」と他の園児たちから指差されたけれど、その後しだいに格好いいパパとして認知され人気者になったとのこと(笑)
この話にとても共感して、娘が幼稚園に行くようになってからも、僕もありのままファッションで行事などに顔を出すようになった。 当然浮いてる(笑)
幼稚園のお迎えなんて、本来は普段着で良いからね。 しかし、幼稚園の迎え&その後二人っきりでのデートは、休みの少ない僕にとって貴重な時間。
他の親御さんの目なんてどうでもいいや、という気分でいつも通りの好きなコーディネイトで行く。 最初はへんなおじさん的な視線を感じていたが、だんだんと「あ!〇〇ちゃんのパパだ!」と小さな手を振られたり、担任の先生以外の先生らにも顔を憶えられたりとか。
そして何よりも娘がそれをどこか誇らし気にしていることが嬉しい。
ヒトは外見じゃない…っていうけれど、本当かな。
中身なんて、簡単には見えないし、そうそう変わらない。それより外見を変えることで、何かのキッカケが生まれたり、付き合う人が変わったり、ひいては取り巻く環境も変わるかもしれない…ちょっと大げさかっ(笑)
自分を変えたいなら、セミナーよりファッションの方が手っ取り早いかも。